紙産業イノベーションセンターとの連携授業

2020年6月29日 18時49分

紙産業イノベーションセンターとの連携授業についてもう少し詳しく紹介します

内村所長さんにおいでいただき、「お札の技術と新たな紙製品開発の可能性」と題して授業をしていただきました。

例年なら市内の小学6年生に紹介して公開授業として行っていますが、コロナ禍のために新宮中学校1年生だけの授業です

まず、お札に使われている偽造防止の工夫や技術について教わりました。

日本のお札と、外国のお札(シンガポール等)の「すかし」の比較をしました。(技術力が全然違いました)

他にも様々な工夫がされています。そして、高い技術力が支えていることがわかりました。

後半は、いろいろな機能を持った紙を紹介してくださいました。

紙で作った服や、

レシートで使われている熱を加えると黒くなる紙

 紙でできている畳表の撥水性を確かめる実験

ティッシュペーパーとトイレットペーパを水に溶かして違いを見る実験等々

実験を通して実演してくださるので、とても分かりやすい授業でした

3人がかりでも破れない紙

火を近づけても燃え上がらない(難燃性)紙等々 すごかったです

紙の無限の可能性を感じることができました。

最先端素材のセルロースナノファイバーも見せていただきました。

実際に触らせていただきました。

通常は乳白色ですが、透明のものも開発されていて、なおかつ冷やすとゲル状に、容器を振って刺激を与えると液体になるという機能付きです。すごい!!

2、3年前に開発中といっていた、ボディ素材がセルロースナノファイバーの車がモーターショーや実験レースに出ていることも紹介されました。

技術の進歩の早さに驚きです。

最後に、最新技術の紙を見せていただきました。

ボールペンで書いても消せて(そういうボールペンはありますが)、なおかつ時間がたつと消えなくなるという紙です。

最新の素材や最先端技術を見るというのは、なかなかできない経験ですね。

中1生にとって、とても刺激になったと思います。